さて、登校中暇だから妄想の話でもしようか

それは、昨日のことでした。
二週間に一回ある華道の時間が終わり、半分の生徒が帰ったころ、片付けの遅い僕は園芸用のハサミを洗っていた。
ハサミを洗い終えて、ふと横を見ると、一人の女性がゴミ箱を漁っていた。
ゴミ箱には、生け花に使用され捨てられた花でいっぱいだった。
「花が可哀想」。
彼女はそう言った。
僕は優しい人なんだな、と思った。

彼女を見ていると、どうも放っておけなく、僕は手伝った。
どうも、昔のクラスメイトに似ていたからだ。
そのクラスメイトは放課後一人で黒板を綺麗にしていた。
僕は見て見ぬフリをしていた。
けれど、後になって手伝うくらいできたのではないのか、と思った。
だから、その時手伝った。
もちろん、変な下心とかは無しでだ。

二人で夢中になって、花を救出した。
周りには、葉が散乱していた。
ゴミ箱をひっくり返す、まさにそれだ。
片付けが終わるころには教室には、二人と先生しかいなかった。

それだけですｗｗ
いや、満員電車で立ってるのが辛くなってさ。
だから、これだけ。