初遅刻の日を物語っぽくしてみた。

今日は木曜日。
いつものように学校がある日だ。
最近寝坊が多かったが、今日はそれより20分早い六時四十分に起きた。
俺は（あえて俺）顔を洗うと朝食を食べた。
それは一般的な朝食とは違い、弁当に入れるおかずの残りと冷蔵庫の物だ。
俺は朝食を済ませると着替え歯を磨き、家を出た。
今日は生憎（あいにく）の雨。
電車とバスで行くことにした。

俺は電車に乗り、【名前規制】駅に着いた。
その駅の周りにはバスロータリーとタクシー乗り場が広がっている。
見慣れた景色だ。
雨なので急ぎ足で【名前規制】行きの止まるバス停へ向かった。
そこには丁度来たらしい目的のバスが止まっていた。
「ラッキー！」
俺は手を挙げ、これも急ぎ足でバスに歩み寄った。

『プシュー！』
・・・・・・・・・・・え？
バスから何か空気が抜けるような音がした。
俺は恐る恐る、前をみた。
「・・・・・え？ぁ、ちょっとー！？おーい・・・・マジ！？」
それはまぎれもなくバスだった。
でも、以前と違う点が一つだけ存在した。
『扉が閉まっている！？』
バスとの距離、わずか１０ｍ程度
俺はバスに見捨てられたのだ。

重い荷物を背負い直すと時刻表に近づいた。
「えーっと、次のバスは・・・・っと、これかな？」
８の欄の４っという数字の横、５を眺めていた。
「今の時間は・・・・五分か。」
俺は辺りを見回した。
おかしい・・・・・。
バスが一台も見えないのだ。
俺は最悪の結果を想像すると、５の右隣の数字を探した。
１５っと書かれている。
えっと・・・・。
自分でも何故右隣を見たのかがわからなかった。
その瞬間、さっき想像した“最悪の結果”が頭を横切った。
・・・・・・嘘だろ。
俺は5分発のバスに乗り遅れたのだった。
そして、駅から徒歩で学校に行くことにした・・・・・。


～解説～
何故、15分のバスに乗らなかったか解説するのじゃー！
まず、バスは遠回りして学校に向かうのじゃー！
JR→阪急→学校　じゃっ！
だが、その位置は正三角形の頂点みたいな位置にあるんじゃ！
それと、到着時間じゃー！
駅から学校まで歩いて約30分じゃ！
バスの場合は20分じゃ。
15+20は35なので十五分のバスじゃ間に合わないのじゃ。
だから走って行くことにしたのじゃ。
最終的に到着したのは33分じゃったがのぅ～。
え？なんでこんな喋り方かって？？
それは勿論ノリかな。

それじゃ～。
月に四回遅刻したら保護者を呼ばれる・・・・・。
これで終わりま～っす。
ただ、月が変わるとリセットされる。